ウィッグのメンテナンス

日本髪のように髪を何十年も結っている人は長年引っぱり続けているので髪が抜けてしまい大きく禿げてしまう。40年もの間、縦ロールを後ろに付けて髪を結い上げていた義母も例外ではない。
10年前に義母が買った当時65万円の高級ウィッグを先日これも10年ぶりに見つけ被った。
今となっては少々若すぎる気もするがヘアーピンを使う事も無く頭に収まり自然な感じになる優れものだ。しかし当初から義母はその自然さが気に入っていなかった。だから今まで通り5日に1度1万円以上かけて日本髪のように結い上げる髪型が大好きなのだ。『銀座のママじゃないぞ〜!年金生活者だぞ〜!』
金沢に来るにあたって40年来の美容師とは離ればなれになるので地毛は短く切りウィッグを被る事にしたのだ。
とにかくその高級品を最大限にいかすために金沢の専門店に予約し2人で行って来た。できれば結い上げた髪のようにゴージャスにそして本人が気に入るウィッグに変身させ正しい付け方やメンテナンスの方法を聞いて来るためだ。
個室に案内され40代くらいの男の人が対応。この高級ウィッグは形状記憶なので盛った髪型とかにはならず、巻いてセットしても元に戻ってしまうということ。付け方は自分でも簡単につけられるようになっているので特別な事も無くメンテナンスは専用のシャンプーで洗い清潔にしておきましょう!とのことだった。
結果メンテナンス用のシャンプーなどを買いウィッグは10年ぶりに洗ってもらいサラサラになっただけだった。