窓から脱走!

昨年の5月からケアハウスに入っている義母の生活はここのところ落ち着いてきたように感じていた。
それでも「長野県に支部長として転勤になったの。だから色々とたいへんなのさ。」と週に2度訪ねる私に話してくれる。
先日は「男の支部長が私の代わりに長野に契約を取りに行ってくれてるから帰ったらご飯に連れて行こうと思ってる。」と言っていた。夢か妄想が現実と入り交じってるのだろう。
今日も「夜中に窓を飛び越えて下に飛び降りたんだわ」と言うのをまた妄想ねと思いながら「ケガしなかった?」義母:「ううん、ぜんぜん大丈夫。」私:「良かったね」と話していたのだが帰り際にスタッフにその話をしたら妄想ではなく本当のことだった。部屋には内側からカギをかけ高さ90センチはあろう窓から椅子を踏み台にして乗り越えたらしい。窓の外は非常用のベランダ風通路になっていてビルの端に非常用階段があり、そこを降りて行ったらしい。降りきった所で守衛さんに保護されて5階に帰って来たらしい。夜勤の職員はさぞやビックリしたことだろう。
80才の太ったおばあさんが窓から脱走する様を想像するだけでも凄い。