気分を変える

父の介護の経験で学んだ事だが気分を変えるために場所を移動することは非常に効果的ということ。
今まで家から出ようとしなかった義母がとうとう階段を降り靴を履きコートも着ないで自ら玄関を出た!
「知合いが迎えに来るから目印になる所まで出て待っている」というのだ。その知合いは新潟の人でここは金沢だからすぐには来られないよと言っても「そりゃそうだけど、いつも私が呼んだらすぐに来てくれるさ」とちっとも分かってくれないので「出たついでに美味しいお菓子でも買いに行こうか?」と近所のお菓子屋まで買いに出た。50メートル程歩いたらここが新潟ではないことを実感できたみたいですっかり落ち着いた。和菓子をいくつか買って無事帰宅。「引っ張り回してごめんね」と言っていた。夜になって新潟の別の友達から電話がかかってきて楽しそうに話していた。