お別れ

22才のTちゃんは令和2年2月22日に息を引き取りました。
昨夜はお通夜でした。

私が入院してまもない頃、Tちゃんは「もしかして若い?」と話しかけてきて
彼女の歳を聞くと20才。「とんでもない!貴方の3倍。」
18才で病気になり既に2年間も入院していた。
若い先輩は、時々病室に遊びにきてくれて後輩の私を励ましてくれた。若くて可愛いという存在から力をもらってありがたい思うと同時に『若い子は優先して治してあげてください』と願わずにはいられなかった。

Tちゃんは病気の再発を繰り返し半年前には余命宣告を受けていた。

22才の子が余命宣告されて何を考えただろう。

付き合っていた彼氏とは連絡をとるのをやめたことや仕事もしたいし結婚もしたいと話してくれた。「60才くらいなら諦めもつくんだけどな」に本当にそうだと思った。
自分の生きた証を残したいと手形アートを作った。TちゃんはオリジナルTシャツを作って私にもプレゼントしてくれた。一緒に撮った写真に手作りのフォトスタンドや手作りキャンドル。クリスマスには腹巻きやレッグウォーマーやボディクリームなどいっぱいくれた。それでも一番嬉しかったのはTちゃんの笑顔だった。

令和2年2月22日22才で天国に行ったTちゃんは皆んなの記憶に残るようにこの日を選んだように思う。
ありがとう!また会おうね。

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